私は日本語以外には英語しか知らないので、よく分からないのですが、たった一つの音で一つの単語が出来上がるというのは、日本語特有な事なのではないかと思います。(もし他の言語でそういうことがあれば、是非教えてください。)
以下、ちょっと長くなりますが、一音で一語となるものを並べてみますね。ここに無いのは50音の中でも「あ」「そ」「ぬ」「を」「ん」の4つだけです。
胃(い)stomach
鵜(う)cormorant
絵(え)picture, painting
尾(お)tail
蚊(か)mosquito
木(き)tree
苦(く)pain
毛(け)hair
子(こ)child
差(さ)gap
死(し)death
酢(す)vinegar
背(せ)height
田(た)rice paddy
血(ち)blood
津(つ)harbor
手(て)hand
戸(と)door
名(な)name
荷(に)luggage
根(ね)root
野(の)field
歯(は)tooth
火(ひ)fire
麩(ふ)wheat gluten cake
屁(へ)fart
穂(ほ)ears (of wheat, rice)
間(ま)interval
身(み)body
無(む)nothing
目(め)eye
藻(も)algae
矢(や)arrow
湯(ゆ)hot water
世(よ)world
輪(わ)ring
日本の古い書物に「古事記」(こじき)というものがあり、それには日本の国の成り立ちと、神話が書かれています。その中には100人の神様が登場するのですが、その神様一人ひとりに、この50音の音が一つずつ与えられているそうです。(2人の神様が一つの音を共有する事になりますが。)
一つの音で一つの言葉が出来るというのも、一つひとつの音に神様がいて、それぞれに特別な意味や役割があると考えられているからかもしれませんね。
Comments